ベルリン・ミュンヘン・ハンブルク・デュッセルドルフにお住い、または、訪れている皆さん、
街中を走り回る赤い原付、emmy をご存知ですか?
(ベルリン・ミュンヘン・ハンブルク・デュッセルドルフ)
気になる料金や、駐車の方法、充電、利用に関する細かい疑問点について、
街中で見かける可愛いスクーター・emmy のことを、詳しく説明します。
実際の登録や、利用の方法は、コチラ!
emmyは、レンタルの電動スクーター
今やドイツでは、レンタル自転車に始まり、原付、電動キックボードまで、街中で交通系レンタルサービスが盛んになっています。
サービスにより違いますが、大抵のサービスは、”路上に停めてある空いてるマシーンをアプリで予約し、目的地まで運転したら、その場に 乗り捨ててOK” というもの。
emmyも同じくして、スマホのemmyアプリの地図で、表示されているemmyを予約して、ride on!!
拡大していくと、かなり詳細で、かなり正確な位置がわかります。
このスクショでは見れませんが、自分のいる位置から徒歩何分、何km、近い順にソート、なんかもできます。
駐車はどうすれば・・・?
乗り捨てOKとはいえ、どこに停めたらいいものか、困りますよね。
一応、バイク用の有料駐車場か、バイク専用の無料駐車スペースに停めてくださいと書いてあります。
が、正直、ドイツ国内の場合、だいたいどこに停めてもいいです。
良識の範囲内と言いましょうか。
あえてどこなら良いとは書きませんが、街中を見ていればわかります。
emmyを迎えに行くと、大抵歩道の端に停まっています。
だから、行きたいところの目の前までemmyで行けます。
そう、超便利。
そして、けっこう楽しい。
二人乗りは?
そう、emmyは、二人乗りがOK!!
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ヘルメットも、サイズが大小2つ、座席の下に入っています。
日本の原付免許をお持ちの方でも、ドイツでは二人乗りOKですよ。
どこまで行ってもいいの?
どこまで行ってもいいですが、返却は決められた範囲内でないといけません。
下の画像の赤枠内、ベルリンですと、Sバーンの路線エリア内です。
ベルリンなら、emmyアプリで見られるこの赤枠内に返却しなければなりません。
充電切れの心配は?
予約する前に、こんな風に、充電があと何パーセントかチェックできます。
走行中も、速度など表示されているモニターに、電気があと何パーセントか常時表示されています。
emmyを返却した後にバッテリーが20%を下回ると、次のレンタル可能リストには表示されなくなります。
そして、いつどこからやってくるのか、係りの人が、充電しに街中を回っています。
走行モードも、パワフルや、エコモードなどあり、節電も可能。
ちなみに、この走行モードの切り替えで、
なんと驚くことに、
バック があります。
そう、後ろ進みます。
走行モードの切り替え時には、気をつけてください・・・。
乗り換えはできる?
できます。
「充電がなくなっちゃった」
「長距離移動したいから、バッテリーがたくさん残ってるemmyに乗り換えたい」
そんな時は簡単、一度返却して、次のパワフルなemmyを予約、レンタル開始すればOK。
追加コストは、一切かかりません。
料金や、支払い方法は?
まず先に、支払い方法は、emmy登録時に指定したクレジットカードかデビットカードでの支払いとなります。
10ユーロ未満の利用だと、月1回の請求。
利用料金について。
休憩の間は、1分あたり0.13ユーロ。
1日あたりの上限は、29ユーロと良心的。
その他のコストはかかりません。
使った時間だけのコストなので、安心ですね。
上限金額について
前出の通り、1日あたりの上限は、29ユーロです。
たくさん利用した時の上限が設定されているのは、ユーザーにとってとても嬉しいですね。
注意したいのは、1日の切り替えの時間です。
1日は、0:00〜23:59です。
またemmyのエリア外へ行く際には、返却エリアに戻ってこれるだけの十分なバッテリーがあるか、事前に必ずチェックしてくださいね。
真っ赤なemmyは、実は可愛いだけじゃない。
実はこの2人乗りの可愛い原付・emmy、とても歴史のあるバイクなんです。
シムソン・シュワルベ(Simson Schwalbe)といって、DDR(戦後、旧ソ連によって建国された旧東ドイツ)時代に、旧東ドイツが作ったスクーターなんです。
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1964年から1986年までほぼ姿を変えることなく、多くの旧東ドイツの人々の足となっていました。
1990年のドイツ統一まで、旧西ドイツにはなかったものです。
今や、ビンテージとして、多くの好き者たちに長く愛され続け、、、改造され続けています。
ちなみに、改造され続けた結果、いろんな色のシムソン・シュワルベを見かけますが、
実の王道は、黄色!
濃いめの黄色に、黒のシート、真ん中に大きなライトが一つ。
私は、ミニオンと呼んでいます。笑
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