フランス、パリ、食事処を探せば、いくつもいくつも出てきますね。
歴史のある老舗レストランもたくさん。
そんな中で、私が唯一おすすめしたい、パリの老舗レストランを紹介します。
数ある老舗レストランの中から、唯一お勧めしたいレストラン。
それは、、、
ずっと再訪したかったこの場所、パリ1区、レ・アル駅から徒歩2分にある老舗レストラン、Au Pied de Cochon (オ・ピエ・ド・コション) 。
2019年7月、かれこれ13年ぶりの再訪となりました。
いつかパリに行ったら、必ず訪れると心に決めた場所でした。
話でしか聞いたことのなかったレストランでしたが、何度も何度も、話して聞かせてくださったので、実際にパリに行った時は、すぐに見つけることができました。
どんなお店?
”オ・ピエ・ド・コション” とは、フランス語で、”豚の足”。
戦後まもなくこの地に登場したオ・ピエ・ド・コションは、フランスで初めて年中無休、24時間営業を始め、パリ市民たちのお腹を満たしてきたレストランです。
かつて、このレ・アルはパリの市場でした。
そして、このオ・ピエ・ド・コションは、まさに市場の台所。
明け方に市場で仕事を終えた人たちが、毎日のように訪れたお店でした。
Googlemapで見ると、”フランス料理店・高級”と位置付けられていますが、畜産をメインとしたお料理で、多くの市場労働者が朝な夕なに食事をしにやって来るんだよ、と私は聞いていました。
(年中無休・24時間営業の”高級レストラン”なんて、信じられますか?)
店内の様子
4階建ての、それはそれは広ーい構造。
夏は、一階の窓が全て開放され、テラスが出ていて、それだけでもとても美しく、パリの景色に溶け込みます。
アール・ヌーヴォーで装飾された、自然と調和した豪華な店内の様子は、確かに”市場の台所”としては想像できないかもしれません。
店内至る所に、豚のデコレーションがされていて、見つけるのもまた楽しいですよ。
これを食べなきゃ、訪れる意味がない!
オニオングラタンスープ(スターター)
人生まだ半分もいってない(つもり)&オニオングラタンスープを食べ歩いたわけでもない私ですが、どうか言わせてください。
オーダーした時に、ウェイターさんも言ってました。
「ここのオニオングラタンスープは、世界一だよ。」と。
濃厚〜〜〜な分厚〜〜いチーズの層の下には、オニオンスープに浸ったパンとスープ。
正直ちょっとしょっぱいですが、フランスのスープって、基本しょっぱいですから。これもフランスの味と思って楽しんでください。
メニューには、
Soupe à l’oignon gratinée 9.5€(2019.08現在)
と書かれています。
メインディッシュには、豚料理を。
豚のモチーフが至る所にあるのですぐにわかるかと思いますが、このお店では、豚料理がイチオシ。
メニューの中の、”名物”の欄には、
豚足、豚の脚詰め、豚の頭、
これだけでも十分なインパクトですが、更にはこれ ↓↓↓
豚の尻尾、耳、鼻、足 をパン粉でまぶしてあげた、衝撃の料理。
その名も、聖アンソニーの誘惑、「シャルキュティエの守護聖人」(和訳)
Tentation de Saint-Antoine “Patron des Charcutiers” 27,00€(2019年8現在)
いつでも、食べたことのないものを挑戦したがるうちのオサル・・・
オーダーしたら、ウエイターさんは、「兄ちゃんわかってるね〜〜」ってな感じのことを言ってました。笑
ここからは、インパクトが強いので、写真を小さめにしてお送りします。
(スマホ表示では大きいままかもしれません。)
ちょっとだけ私も味見しました。
味は美味しい!!!
食感は、プッルプル。
でも、気持ち的に断念しました・・笑
その他、お勧めしたいメニュー
鴨のフォアグラ(スターター)
半生調理の鴨フォアグラです。
赤ワインで煮込んだエシャロット、トーストと共に。
Foie gras de canard mi-cuit 21,50€(2019年8現在)
牛肉のカルパッチョ(メインディッシュ)
牛肉のカルパッチョは、パルメザンチーズ、ルッコラと自家製フライドポテトと共に。
Carpaccio de bœuf 22,00€(2019年8現在)
フランスのフライドポテトって、サクサクしていて好き。。
魚貝料理も有ります。
もともと畜産系の、特に豚料理のが名物のお店なので、是非とも豚を食して欲しいのですが、
魚貝類のメニューも豊富です。
私たちは、スターターの前のスターターとして、その日のお勧めの生牡蠣を3つずつオーダーしました。
・・・でも、13年前に訪れた時は、魚介類ってなかった気がしたけどなぁ。。
実は2016年に経営が変わったらしく?そこから海の幸も取り入れるようになったのかもしれません。
お食事の最後には、カフェを。
お食事が終わったら是非カフェ・エスプレッソで締めてください。
可愛い豚の、甘いメレンゲ菓子をかじりながら、エスプレッソをクッと飲んで、
「はぃ、お食事終わり、満足♪」という感じが得られます。
Café espresso 3,50€(2019年8現在)
予約方法
とっても広いので、予約しなくてもいけそうなものですが、
何か特別な日で、確実にその時間に入りたい、いい席をお願いしたい、という場合は、予約してみることをお勧めします。
実際に私はGoogle マップの”席を予約”から日本語で予約しました。
とてもいい席を、”予約席”の札でキープしておいてもらえて、よかったですよ。
レストラン情報
所在地:6 RUE COQUILLIERE 75001 PARIS
電話番号:01 40 13 77 00
営業時間:24時間営業
定休日:年中無休
交通手段:メトロ4号線「レ・アール(Les Halles)駅」より徒歩約2分、メトロ1号線「ルーヴル・リヴォリ(Louvre Rivoli)駅」、メトロ1・4・7・11・14号線「シャトレ(Chatelet)駅」、RER A・B・D線 「シャトレ・レ・アール(Chatelet les Halles)駅」より徒歩約3分
メニュー:英語、日本語有り
コメント