”Ein Haus” or ”Ein zu Hause”???

ドイツ語
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ドイツ語学習中の皆さん、”zu Hause”は、しょっちゅう出てくるワードですよね。

”zu Hause”は、”家に” と言う意味です。

「Ich bin zu Hause.」 と言うと、「私は家にいます。」と言う意味になります。


ドイツ語文法を勉強しているあなた、ここで疑問を感じたことはないですか?



【なんで、”zum (zu dem) Hause”じゃないの?!?!?!】

Hausは、das Haus でしょ!

冠詞どこ行ったぁぁぁーーーーーー!!!!!!





文法を勉強している人は、疑問に持つはずのこの一文。

ところが、

キノコ
キノコ

あまりに普段から使うから、気にならなかった!

まぁ、語学って、フレーズとしてインプットされたものを使ってていいと思うんですけどね、せっかくだから、この機会に【”zu Hause”に潜む内訳】を見ておきましょう!


“zu Hause” はとても便利な ”単語” だった!

ここで辞書を開いてみましょう。

“zu Hause” の意味は、英語でいうところの “at home”または “home”と訳されます。

“at home” としての、”zu Hause”

ここで、 「”zu dem Hause” じゃないの〜〜?!」の疑問はクリアになりましたね。

“Ich bin zu Hause.” は、 ”I’m at home.” と同じこと。

この表現だと、家の中か、家の庭にいるのか、わかりません。


要するに、”zu Hause” は、”家” ではなく、”うち” と言う感じです。(方言入ってるかな?)



え、どういうこと?と思ったあなた。
次へ進みます。


“home” としての、”zu Hause”

”das Haus” は、家!そのもの!建物、一軒家のことですね。

アパートのことは、Hausとは言いません。”die Wohnung” です。


では、”zu Hause” というと・・・?

「住むところ」、「自分ち」、「我が家」、、、、
これらは、物体ではなく、あなたの心にある「家」を指します。


例を見てみましょう。

①Ich habe ein Haus. 「私は、家を持っています。」

この場合の”Haus” は、実際に”家を、買って所有している” と理解できます。

分譲アパートでも同じように言えますが、ドイツでは、アパートは基本的にレンタルなので、一般的には、”一軒家を所有している”と理解されるでしょう。

②Ich habe ein zu Hause in Berlin. 「私は、ベルリンに家があります。」

これは、”ベルリンに我が家がある” ”帰る場所がある” ”寝る場所がある” と言うニュアンスです。


実際に、一軒家を持っているのか、アパート暮らしなのか、はたまた、勝手にその人が「俺のホームだぜ〜!」と言って、知人宅のことを言っているのかもしれません。

③Ich habe kein Haus. 「私は、家を持っていません。」

これは例文①の否定バージョンなので、すぐにわかりますね。

”持ち家を持っていない” と言う意味で、おそらくアパート暮らしか、居候か・・・でしょう。

④Ich habe kein zu Hause. 「私は、家がありません。」

これは、例文②の否定バージョンです。

帰る場所がない・・・。
ホームレスか、はたまた、家出して行くところがないようなケースですかね。


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まとめ

謎に使いまくっていた、”zu Hause” の正体、わかりましたか。

わかったつもりで使ってたけど、ある時ふと、初歩的な疑問が湧く時があります。

そういう時が調べる時!
理解力もうんと上がりますよ。

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