秋といえば、キノコ狩り!
えっ?!?!
キノコ狩りに行くには、いくつかのポイントを押さえておかなければなりません。
まずその1、【きのこを知っている人と一緒に行ってください!】
ということは、大前提として・・・。
具体的な、ベストシーズンや狙い目の場所、服装と持ち物について、ドイツ在住の・奇しくも自らキノコと名付けてしまったキノコがお伝えします。
ベストシーズン
狙うキノコによりますが、暑すぎてもダメ、寒すぎてもダメ、それに夏からため越された湿度も手伝って、やはり秋が一番キノコが元気に育つ季節と言えます。
そのうえ、食用きのこは秋に生えるものがほとんどです。
特に10月がベストと言えるでしょう。
「担子菌きのこ」「子嚢菌きのこ」のいずれも、10月がピークの種が最多であることが分かります。「やはりきのこは秋のもの」と言っても、全体の傾向としては間違いではないようです。
Webマガジン「BuNa」
年間を通してきのこを観察している筆者の経験から考えても、この結果は妥当だと思います。ただし、全てのきのこがそれに当てはまるわけではなく、冬がピークの種はほとんどありませんが、春や夏がピークという種も少なからず存在しました。
10月がベストなのは、日本もドイツも変わらないようです。
なぜなら、実際にドイツでよく森に出かける私ですが、9月には全然見かけなかったキノコが、10月に入ってから突然ニョキニョキ現れ出したからです。
経験則・・です。
タイミング
さて、キノコの菌が一番盛んになる10月になったら、天気予報と睨めっこしましょう。
狙うのは、雨の日の後、太陽が出てしっかりと気温が上がった時。
これに限ります。
地面が充分に湿った後、気温が上がった時に、キノコはぐんと成長します。
個人的には、雨がじわじわ降って晴れた2日目の朝が狙い目だと思っています。
場所
キノコの種類によって、生える場所は違います。
が、大きくみて、狙い目の場所はあるんです。
それは・・・。
山があったら、北側か西側。
キノコは、暖かくなった時にぐんと育ちますが、かといって、暑くなりすぎたり、直射日光は苦手。
かといって、真っ暗なところでも育ちません。
山の北側や西側は、キノコが大好きな湿度も持続しやすく、雨の後晴れた時に、気温がじわじわと上がっていきます。
なので、キノコはじっくりと存分に育つことができます。
あとは、キノコが生える場所も種類によって特徴があるので、狙いのキノコがある場合はそれを踏まえた上で、ジメジメした方へお出かけください。
服装
森の中へ入っていくので、服装は完全防備!
長袖、長ズボンは必須。
枝木をかき分けて森に入っていくこともあります。
長袖、長ズボンは必須。
ツバ付きの帽子
枝木から、顔を守ってくれるので大切です。
トレッキングシューズ
トレッキングシューズはなくても、ぬかるみを歩いても大丈夫な靴にしましょう。
キノコ狩りに行くのは、雨上がりの後の晴れた日です。
まだまだ地面はぬかるんでいます。
晴れているからといって、運動靴で挑まず、水が入ってこない滑りにくい靴を選びましょう。
持ち物
カゴ
キノコをいれるカゴは、ゆったりとした横幅のあるカゴを選びましょう。
なければ、紙袋でもいいですが、ビニール袋は避けた方がいいでしょう。
→理由。
キノコは繊細なので、押し合ったりすると傷みが早くなってしまいます。
また、湿気で育つので、風通しが悪いとこれもまた傷みが早くなってしまう原因となります。
ですので、ゆったりとした、風通しの良いカゴが大切です。
キッチンペーパー
カゴの一番下に敷いて、キノコがカゴの網で傷つくのを防ぎます。
また、たくさん取れたら、2段目に積み上げる前に、さらにキッチンペーパーでレイヤーを作ってあげるとよりキノコに優しいです。
ナイフ
キノコを取る時は、株を残してナイフでカットします。
根っこがあるわけではないので、手でも簡単にスポッと取れますが、土の中の株は残してカットします。
→理由。
一説によると・・・キノコは、株を残しておくと、またそこから新しいキノコが生えてきます。
キノコを取ったら、次また生えてきてもらうために、株は残しておきましょう。
しかし、他説では、種類によっては完全に引き抜いたところで食用のキノコかどうかの見分けをする種類もあるそうです。
種類によっては、同じ株から生えてこないものもあるし・・・
諸説有りということで!
土も落とせるし、台所でも作業が楽になるので、私は元から抜いてしまったとしてもナイフでカットして持ち帰っています。
それでは出発!
さて、準備はできましたか???
それでは、楽しいキノコ狩りに出発〜!
絶対に、キノコを知っている人と行ってくださいね!!
似ているからといって、食さないこと!
これは絶対守ってね。
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