キノコ狩りの始め方◆ササクレヒトヨタケの一生と共に紹介します。

ササクレヒトヨタケ・コプリーヌの一生ドイツ
この記事は約4分で読めます。

秋は、キノコ狩りの季節!!
と言っても、知らないキノコをとるのは、とっても危険!


ササクレヒトヨタケは、素人にも見分け易く、そして見つけ易いいので、オススメです。

ここでは、キノコ狩りを体験してみたいけど、どう初めていいかわからないあなたに、ササクレヒトヨタケの興味深い生涯に触れながら、キノコ狩りの始め方を紹介します。

ちなみにドイツ語では、Schopf-Tintling(ショプフ ティントリング)と言います。


キノコ
キノコ

え?呼んだ?

調理方法は、こちらの記事で紹介していますので、参考にしてください。

詳しいキノコ狩りの極意はこちら。

キノコ狩りに行くタイミング

ササクレヒトヨタケの一生

ササクレヒトヨタケは、森や、ハイキングコース、庭や畑や、時には街中の路地なんかでも見かける、食べられるキノコです。

深い森よりも、ハイキングコースの道路脇で見つかることが多いです。

キノコは、雨が降って土が充分に湿った翌日、気温が上がった時に、一気にグンと成長します。

雨の後に暖かくなったら、キノコ狩りに出掛けましょう!!


服装と持ち物

服装

森やハイキングコースにキノコ狩りに行く時は、草や枝で肌を傷つけてしまわないように、また、雨の日の翌日に行くことが多いと思うので、ぬかるみを歩くことも考慮し、必ず運動靴に長袖長ズボンでお出掛けください。


持ち物

①キノコを入れるカゴ!
カゴがなければ、紙袋でもいいので、できるだけ採ったキノコを傷つけないようにします。
袋に詰め込んだりすると、傷みが早くなってしまうので、気をつけて。

キッチンペーパー
キノコがたくさんとれたら、カゴの中にどんどん積み上げないで、途中でクッションがわりにキッチンペーパーを敷いてあげます。

ナイフ
キノコは株を残して土から出ている部分のみをカットしましょう。
株を残しておくと、またそこから次のキノコが生えてきてくれます。

という説と、そうでもないって説もあるので、まぁ、一応ナイフ・・・ 笑


群れで生きる、ササクレヒトヨタケ

キノコ狩りの始め方◆ササクレヒトヨタケの一生と共に紹介します。


ササクレヒトヨタケは、群れで生きるので、一つ見つけたらその辺り一面になっていることが多いです。

この様に、一つの株にファミリーで生えていることも!

一晩で溶けてしまう割には、結構な数が見つかります。



(早速株から取っちゃっていますが・・・ちょっと写真をお見せしようと・・・スミマセン)


食べ頃のササクレヒトヨタケの見分け方

キノコ狩りの始め方◆ササクレヒトヨタケの一生と共に紹介します。


これは、両方ともササクレヒトヨタケです。

右のは、まさに食べ頃!
成長するにつれて、傘が開いていき、下の方から、少しずつ黒くなっていき、左のような形になります。

食用には、傘が開いていなくて、黒くなり始めていないものを採ります。
小さすぎてダメなことはありません。
むしろベイビーの方がキュッとしまってて美味しいです。


ササクレヒトヨタケの一生

ササクレヒトヨタケ


上の写真のササクレヒトヨタケは、全て食べられます。

本当にちっちゃいベイビーから、傘が開く前のちょうどいい大きさになったものがいますね。


キノコ狩りの始め方◆ササクレヒトヨタケの一生と共に紹介します。


ササクレヒトヨタケは、一晩にして解けてしまうということから、ヒトヨタケ(一夜茸)という名前がついています。

傘が開きだすと、胞子を作り出し、自ら流し、子孫を繁栄させます。

これが、たったの一晩で自らを溶かして行われるのです。


溶けたササクレヒトヨタケ


これは傘が完全に落ちてしまって、柄だけが残っている状態です。
ドロドロに溶けて、インクの様になります。


この黒いインクが皮膚に付くと、しっかりと洗わないと取れません。
洋服につかない様に、気をつけましょう。


近くで見てみましょう。

溶けたササクレヒトヨタケ


傘が溶け落ちて、ドロドロです。

ササクレヒトヨタケ一族の図


こちらの写真は、まさに ”ササクレヒトヨタケ一族図” といった感じです。

溶けてしまった祖先と、その下で繁栄している子孫たち。
祖先の溶けた胞子を被ってしまっています。


ササクレヒトヨタケのお墓


そしてこれは、もはや、ササクレヒトヨタケの成れの果て。
ササクレヒトヨタケのお墓と言っていいでしょう。


ここまで真っ黒になってしまいます。

驚きですね。

真っ白から、真っ黒に・・・
もはや、同じキノコとは思えないです。

最後に。

若くてキュッとしまった白いササクレヒトヨタケは、バターで炒めるととても美味しいです。
贅沢な秋の味覚を、楽しんでください。

ササクレヒトヨタケのレシピ記事も書いています。


一晩で溶けてしまうササクレヒトヨタケは、採ってからも傷みがとても早いです。
できるだけ傷つけない様に、風通し良く持って帰り、採ってからおよそ3時間以内に調理するのが好ましいです。



 
Steinpilz/ヤマドリダケやニセイロガワリのレシピはこちら!

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