冬のドイツ は寒いです!
でも、寒〜い冬の最中に、ドイツにはたくさんの旅行客が訪れます。
それもそう、ドイツでは、クリスマス前のこの時期、各地でクリスマスマーケットが開催されています。
その中でも、3大クリスマスマーケットとして知られる、ドレスデン、シュトゥットガルト、そして、世界一のクリスマスマーケットと称される、ニュルンベルクのクリスマスマーケットは、とてもとても有名。
2019年、ニュルンベルクのクリスマスマーケットをがっつり楽しむ情報をお届けします。
クリスマスマーケット開催前の広場の様子
ニュルンベルクの中心部の広場。
ここは、ハウプトマルクト(中央市場)と呼ばれています。
普段から、青果物やお花が売られていたり、しばしばイベントも開催されます。
夏には、国内ビーチバレーの決勝戦の舞台になったり、Red Bull District Rideの世界大会が行われたり、イベント盛り沢山の広場です。
ニュルンベルクのクリスマスマーケット
クリスト・キント
ニュルンベルクのクリスマスマーケット(ドイツ語では、Weihnachtsmarkt-ヴァイナハツ・マルクト)は、
Christkindlesmarkt-クリストキンドレスマルクトと呼ばれます。
ドイツの南部では、クリスマスにはサンタクロースではなく、「クリスト・キント」がプレゼントを持って来てくれるのです。
2年に一度、中高生くらいの少女が一人、この「クリスト・キント」に選ばれ、開会式を行ったり、期間中このマーケットでクリスト・キントとしての活動をします。
クリス・キントは、幼児天使とされていますが、実際は、幼児ではなく、10代の少女がこの役を務めています。
”ゴールドのドレスに、ゴールドの冠、ロングの金髪にカール” というのが、決められた衣装です。
ちなみに、このクリスマスマーケットでは、子供向けのイベントもたくさんあり、クリス・キントも子供たちと一緒に参加したりしますよ。
開会式
こちらの写真は、 2018年の開会式の様子。
初日の17時半からの開始ですが、あたりはすでにこんなに真っ暗。
クリスマスマーケットが開催される広場の中心に建つ「フラウエン教会」が開会式の舞台となっています。
中心に光を浴びているのが、選ばれし「クリスト・キント」。
可愛い歌声と、クリスト・キントからの”お言葉” などが行われます。
マーケット開催時は常に多くの人でいっぱいですが、この開会式の時は、これでもかというほどの人混みになります。
マーケットの様子
三大クリスマスマーケットの中でも一番といわれるだけあって、この広い広場には、たーーくさんの観光客がやって来ます。
可愛いお店がたくさんで、目移りしてしまいます。
胸がキュンとするような、クリスマスデコレーションが沢山売られています。
とても綺麗なオーナメントたち。
クリスマスでなくても、通年お部屋のインテリアになってくれそうですね。
他にも、この地域特有の、木彫りの人形や、職人の手作りの工芸品が沢山。
可愛いお土産にきっと出会えます。
商品の見せ方もとても上手なんです。
キラキラしたオーナメント屋さんは、とっても大きな宝石箱みたいに美しいです。
グリューワイン
さて、忘れてはならないのが、グリューワイン。
クリスマスマーケットと言えば、グリューワイン。
寒い寒いこの季節に、スパイスの効いた温かいグリューワインが、本当に美味しいんです。
値段とデポジット
グリューワインは1杯だいたい、3.5〜4ユーロくらいです。
これにプラスして、買う時にマグカップのデポジットを2ユーロ払います。
飲み終わったら、マグカップを返せば、デポジットの2ユーロは返ってきます。
返却する時には、「プファンド ビッテ!」(Pfand Bitte!) と言ってみましょう。
(”プ” は破裂音! ぷ と発音しないように。)
もちろん、返却せずに持って返ってもOK!
お店毎にデザインが違うので、持ち帰ってコレクションしている人もいますよ。
(1つ2ユーロと思えば、お土産としても結構安くていいかも・・・)
お店ごとに違う味を楽しんで
グリューワインは、お店独自のスパイス配合で作られていて、お店によって味は全然違います。
また、グリューワインといえば、赤ワインを思い浮かべるかもしれませんが、白のグリューワインもあります。
ちなみに、グリューワインは、たくさんのスパイスとお砂糖で味つけられていますので、甘くて飲みやすい〜!けれど、しっかりワインのアルコール度数を持ってますので、飲み過ぎに注意してくださいね。
(寒い中、温かいワインを飲んで外で騒ぐ・・・これがまた醍醐味だったりするのですが。)
お酒の苦手な方やお子様も楽しめる、ノンアルコールもありますよ。
お腹が空いたら
ご当地、ニュルンベルガーソーセージ
マーケットの中にも、食べ歩きできるものが売られています。
そして、広場のすぐ隣には、伝統のニュルンベルガーソーセージを提供するレストラン(上の写真)があり、期間中は大変混み合っています。
炭火で焼かれたニュルンベルガーソーセージは、パンに挟んで、たっぷりのマスタードで食べるのが通の食べ方です。
屋台でも、同じように販売されていますよ。
伝統のお菓子、レープクーヘン
レープクーヘンと呼ばれる、香辛料がたっぷり使われたニュルンベルク伝統のお菓子もあります。
一つが大人の手のひらくらいのサイズで、どっしりと重く、一つ食べたら、お腹いっぱいになってしまいます。
マーケット内では、すぐに見つけられるでしょう。
2019年開催情報
2019年のニュルンベルク、クリスマスマーケットの開催情報です。
開催時期:2019年11月29日〜12月24日
時間:期間中毎日 10時〜21時(最終日の12月24日だけ、深夜2時まで)
開会式:2019年11月29日 17時30分〜約30分間
場所:ニュルンベルク、ハウプトマルクト(Hauptmarkt)
行き方:ニュルンベルク中央駅から、道なりに一本道、徒歩約17分です。
注意点とインフォメーション
駐車場情報
ドイツ は、決められた場所の路上駐車が通常。
でも、クリスマスマーケットシーズンは、まず空いてないと思ってください。
屋内駐車場は、開催場所のすぐ側にありますが、高いです!!
私のお勧めは、ココ。
名前:Park House Nuremberg Academie
住所:Gewerbemuseumspl., 90403 Nürnberg
服装について
とにかく寒いです。
私は、ドイツの冬は、ユニクロのウルトラライトダウンの長袖を下に着て、もう一つ分厚いダウンコートを着ます。
クリスマスマーケットを訪れたら、ずーっと外で、温かいグリューワインを飲みながら楽しむのですが、やはり寒いです。
手袋と毛糸の帽子も必須です。
トイレ情報
寒い中、ずっとグリューワインを飲んでいたら、トイレも近くなります。
飲むのが好きな私は、常にトイレチェックが欠かせません・・・ので、ここで共有しますね。
広場から、正面に立つフラウエン教会に向かって左側の建物は市庁舎で、この建物を回り込むと公共のトイレがあります。
利用料50セントが要ります。
ドイツのクリスマスマーケットの検索方法
ドイツでは、クリスマスイブの4週間前の週末から、各地でクリスマスマーケットが開催されます。
ニュルンベルクではなくても、もしこの時期にドイツに飛ぶチャンスがあれば、行く街のクリスマスマーケット情報を検索してみてください。
【街の名前◯◯、Weihnachtsmarkt】で検索!
オランダ・ファルケンブルクの洞窟のクリスマスマーケットもチェック!
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