ドイツに限らず、ヨーロッパの古いアパートの木の床は、結構ギシギシ鳴ります。
うちのアパートは、1930年に造られたアパートで、およそ築90年!
そこいらじゅう、ギシギシの軋みだらけです。
古いアパートは味があってとても素敵ですが、きしみ音がひどいと、下の住人にも気を遣いますよね。
これ、業者さんにお願いしなくても、自分で直せます!!!
プロの技ではないですが、賃貸で個人でやるにはこれで十分かと。
簡単にどんな作業かというと・・・

ちょっと面白いから、是非自分でやってみてね!
日本のフローリングのは、ドイツの古いアパートと造りが違います。
日本ですとこれで穴を開けずに簡単に修理ができちゃいます。
まぁ、便利。
では、ドイツではどうするか。
順を追って説明していきますね。
用意するもの
2K ツァーゲンシャウム (Zargenschaum)

2K ツァーゲンシャウム。
OBIなどのバウマルクト(ホームセンター)で売っています。
2K と書かれた商品であることが大事なので、注意してください。
電気ドリル

電気ドリル。
これで、床に穴を開けます。
ツァーゲンシャウムに付いているチューブが挿入できる大きさの穴が開けば、OKです。
丸い木の棒

できるだけ床の木の色に似た、丸い木の棒を探しましょう。
最後に開いた穴をこれで塞ぎます。
これもバウマルクトで買ってきます。
元々は、長い木の棒を買ってきましたが、写真は、すでにカットして長さを調整してあるものです。
木工用ボンド
丸い木にの棒で床を塞ぐのに使います。
いざ、修繕!
①電気ドリルで床に穴を開けます。

体重をかけて踏むと、明らかに板が緩くなっているところが、ギシギシの元です。
どこを修繕するのか、先にポストイットなどでマークしておきましょう。
最初は勇気がいるけど、思い切って!!!

我が家の床は、こんな狭い範囲に3箇所も・・・
なんだか、もぐらの穴みたいですね。
②ツァーゲンシャウムを床の下に注入
使う前の注意!!!!

それでは、いざ、使いましょう。
使い始める前に、ツァーゲンシャウムの底のつまみを5回回します。
その後20秒くらいボトルをしっかり振ります。

穴にチューブを差し込み、少し溢れて出てくるまで、プシューーーーーっと液を注入します。
使うときは、絶対にボトルを下向けにして使います。

この液体は、注入されるとすぐさま膨張していくようになっています。
空洞部分からあぶれたものは、どんどん中から溢れ出てきます。

溢れ出てくるものの形は自分では意図できませんが、こんなプププッとなっちゃう形に仕上がることもあります。

③20分くらい待つ
完全に固まるまでは、修理した部分の上や、周囲30cmくらいは歩かないように気をつけます。
中で緑の液が膨張して、固まるまで約20分ほど待ちます。

約20分経って、しっかり固まると、床の上にはみ出た分は、ポコっと取れます。
④穴を塞ぐ

買ってきた丸い棒を適当な長さにカットします。
約3cmくらいでいいと思います。
この棒の周りに木工用ボンドを軽く塗って、開いた穴に詰めます。
固まった緑が穴を塞いでいますが、押し入れることができるくらいの硬さなので、押し込みます。
もし固くて押し込めなければ、ハンマーを使えばOK。
完成です。

プロの業者さんに頼むと、木目もできる限り合わせてくれたりするそうですが、個人でやる分にはこのくらいで十分。
色は、近い色を選んでおけば、そのうち馴染んできますよ。
最後に。
最初は、床を剥がしたりしなければいけないのかなと思っていましたが、こんなトリックがあったとは。
家の修繕と聞いたら、大仕事のように思いますが、意外と簡単でしたね。
ボトルは、中身の空洞具合によりますが、およそ2−3ホールに1本使います。
お買い物の際には、足りなくならないようにお買い求めください。
この床のお部屋で、今は室内自転車トレーニングができるようになりました。
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