ササクレヒトヨタケの食べ方。簡単料理法と、注意点!別名:コプリーヌ

ササクレヒトヨタケの調理ドイツ
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ササクレヒトヨタケ・・・なんか古風な感じの趣のある名前なのか、指がささくれた人よ〜なのか、おかしな名前ですね。
本当は、一夜にして溶けてしまうことから、「ヒトヨタケ」と呼ばれているそうです。

ドイツ語では、Schopftintling(ショプフティントリング)と言います。


日本では、コプリーヌとも呼ばれます。



今日は、このササクレヒトヨタケの調理方法を、調味料はほとんど使わず、本来の味をたっぷり堪能できるレシピで紹介します。

文末の、食べる際の注意点は、必見です。


それはある日のこと・・・(エピローグ・・)

ササクレヒトヨタケ


10月のある日の雨上がりの天気の良い日曜日に、サイクリングで森を通りかがったら、このササクレヒトヨタケがたくさん、それはそれはたくさん生えていたので、摘んで、食べ終わったサンドイッチのタッパーに入れて持って帰ってきました。

そして、家に帰りやいなや、オサルにササクレヒトヨタケを調理してもらったら、驚く美味しさで!

私、キノコと名乗っておいてなんですが、初めてキノコ狩りを経験して、ハマりました。


この年は5回もキノコ狩りに行きました。





ササクレヒトヨタケは、ものの一晩で自ら溶けてしまいます。
なので、摘んできたら数時間後には調理しないと、みるみる悪くなってしまうので、急いで調理しましょう。

キノコ
キノコ

キノコ、初めてのキノコ記事を書きます(笑)



キノコ狩りをやってみたい方は、是非こちらの記事もお読みください。


 

材料-だいたい2人分-

26cmのフライパンで作るイメージで書きます。(2人分)
  • 摘んできたササクレヒトヨタケ・・・採ってきただけ
  • バター・・・50g
  • ベーコン・・・5−6枚
  • 玉ねぎ・・・半分
  • ニンニク・・・小1かけ(多すぎないように。)
  • 胡椒・・・たっぷりめ
  • パセリ・・・バサッと一掴み
  • ドライヴェルモット or 白ワイン・・・50cc
  • シュマント(Schmand)・・・大さじ3 なくてもOK!
  • お好みで、


シュマントというのは、ドイツの調理・製菓用のクリームの一つで、日本で言うと、酸っぱくないサワークリーム。
脂肪分たっぷりのクリームです。

シュマントは、なくても問題なし。
ドイツでは、クリームフライシュ(Crème fraîche)があれば、代用できます。


ドライヴェルモットは、ノイリーブラット ドライを使いました。



実は、楽天でも買えちゃいます。
コプリーヌは、ササクレヒトヨタケの別名です。



 

手順

ササクレヒトヨタケを摘んできて調理するまでに、今回は4時間くらいかかってしまいました。

表面がすでに少し黒くなり始めていたので、軽く包丁で削り落としてから、調理します。

手順
  1. 下準備ー洗ってザルにあげる&具材をカット
  2. ササクレヒトヨタケをフライパンで炒める。
  3. 一旦ザルにあげる。
  4. ベーコン、玉ねぎ、ニンニクを炒める。
  5. ドライヴェルモットとパセリ、汁を追加
  6. ササクレヒトヨタケを再投入。
  7. 火から下ろしてシュマントを入れる。
  8. 完成



それでは、順番にみていきましょう。


①下準備ー洗ってザルにあげる&具材をカット

ササクレヒトヨタケレシピ


・ササクレヒトヨタケを洗って一旦ザルにあげます。

森に生えているものなので、土がいっぱい付いています。
一つずつ丁寧に洗いましょう。


・具材をカット。

ベーコンは、3cm幅にカット。
玉ねぎ、ニンニクは、みじん切りにします。

②ササクレヒトヨタケをフライパンで炒める。

ササクレヒトヨタケの調理


よく温めたフライパンにバターを溶かし、ササクレヒトヨタケを、フライパンで炒めます。

じっくりと炒めて、ササクレヒトヨタケから水分が出て、柔らか〜くなるまで、約5分。

③一旦ザルにあげる。

十分に柔らかくなったら、ザルにあげます。

この時に、下にボウルを置いておき、汁はとっておきます!!!!


④ベーコン、玉ねぎ、ニンニクを炒める。

ササクレヒトヨタケの調理


同じフライパンで、カットした、ベーコン、玉ねぎ、ニンニクを炒めます。

必要ならば、先に少しだけバターかオイルを足してください。

⑤ドライヴェルモットとパセリ、汁を追加

ササクレヒトヨタケの調理


ドライヴェルモット(なければ白ワイン)と、パセリを追加します。

グツッとしてきて、アルコールが飛んだら、先ほどとっておいた茹で汁を全て追加します。
ここで、胡椒をたっぷりめに入れます。

塩はまだ入れません!!

塩分の入っていない水分でしばらく煮ることで、ベーコンから塩分が出てきます。
十分に煮詰まってから、最後に塩加減をみながら、調整してください。

ササクレヒトヨタケ自体は味が弱いので、塩は追加しなくて良いかもしれません。食べる時に、お好みで塩をかける程度をお勧めします。


 

⑥ササクレヒトヨタケを再投入。

ササクレヒトヨタケの調理


ササクレヒトヨタケを、フライパンに戻して、一煮立ちさせます。

ここで、お汁はかなり乳化してきます。


⑦火から下ろしてシュマントを入れる。

ササクレヒトヨタケ食べ方


一煮立ちしたら、火から下ろして、シュマント(クリーム)を大さじ1分、入れます。

一混ぜして、汁になじんだら、お皿に盛り付けます。

今回は、パセリが余っていたので、追加しちゃいました。


⑧完成

ササクレヒトヨタケの食べ方


お皿に盛り付けて、残りのシュマントを添えます。

シュマントと一緒に食べると美味しいですよ。


お汁もとても美味しいので、是非、パンも添えてどうぞ!!!



ビールと一緒に食べると、危険?!

ヒトヨタケと一緒にビールを飲むのは、危険と言われています。

原因は、ヒトヨタケに含まれる、コプリンと言う成分。
この成分が身体の中に入り、アルコールと出会うと、体内での酵素の分泌を阻害してしまうのだとか。

健康な大人であれば、死に至ったり、病気になったり、、、のような大ごとにはならないそうですが、二日酔い状態や、気持ち悪くなったり、ちょっと体調が悪くなったりすることがあるそうです。


ササクレヒトヨタケは大丈夫!

上で書いたヒトヨタケと、今回紹介したササクレヒトヨタケは、仲間だけど別物!

ササクレヒトヨタケには、その毒性が含まれていないため、アルコールと共に摂取しても大丈夫です。


しかし、両方とも食用とはいえ、外見ではほとんど違いは見分けられないので、森で摘んできた場合は、区別がつきません。

検証してみました。

ササクレヒトヨタケの食べ方の注意


さて、今回採ってきたのは、ヒトヨタケなのか、ササクレヒトヨタケなのか。
(しょっぱなから、ササクレヒトヨタケだと連発していますが。)

検証してみようと思い、ビールと一緒にいただいてみました。
はい、チェレンジャー夫婦です。

今回は、ササクレかもしれないヒトヨタケと、Grünerと言うビール。


うーん・・・。





私も、オサルも、至って元気です。(次の日も異変なし)

オサル
オサル

これは、全部ササクレだね!

これだけたくさん採ってきてるので、ササクレもそうでないのも混じっているかもしれませんが、一先ず、何の体調の異変がないという事をご報告しておきます。

そんなチャレンジしたくないわ〜〜
って人は、アルコールは一緒に摂取しないように、してくださいね。

注意!

いつだったか、キノコ狩りで採ってきたキノコを食べて食中毒になったと言うニュースがありました。

その人は、「ササクレヒトヨタケと似ているから、食べられると思った」そうです。

でも実際食中毒になったキノコは、知る人が見ると、全く似ていないキノコだったそうです・・・。


似ていると思い込んで、食べてしまわないように!

キノコ狩りは、十分に知識がある人と一緒に楽しんでくださいね。

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