ドイツ家庭のリアルなクリスマスの過ごし方は、日本で言うお正月三ヶ日

ドイツのクリスマスの過ごし方ドイツ
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クリスマスは宗教的行事なので、いろんな宗派あれどキリスト色の強いヨーロッパでは、”クリスマスは家族で過ごす日” です。

逆にお正月は、友達が集って新年を派手にお祝いしたりと、日本の習慣とは真逆です。



クリスマスは、12月24日から26日が本番。
その三日間に、ドイツの家庭ではどんな風に過ごすのでしょうか。


”ドイツ家庭のクリスマスの過ごし方
12月24日から26日にかけて実際に何をするのか



子供がいるファミリーを例にとって、一般的な過ごし方を紹介します。

日本で言うところの、大晦日からお正月三ヶ日に近い感覚なので、時々比較しながら紹介していきますね。



クリスマス前のアドベント期間にすることは、こちら!

12月24日

12月24日は、半ドンです。
半ドンなんて言うと、若い人は???かな。

半ドンとは、午前で学校の授業は、会社の業務時間が終わること。


12月24日は、午前で通常お仕事は終了、午後は祝日扱いです。

街中のお店もクローズ。
スーパーマーケットも12時、遅くても14時には閉まります。

そしてみんなお家に帰ります。


12月24日夜

だいたい18時、19時くらいになると、自分たちが所属している教会に家族で向かいます。
子供は、教会に行くのは必須です。

教会で、神父さんまたは牧師さんのお話を聞いたり、賛美歌を歌ったりします。
 (神父さんと牧師さんの違いは、”呼び方が宗派によって違う”です。)

キノコ
キノコ

大晦日に、家族でお墓参りに行くのと似ていますね。




そして家に帰ったらお待ちかね!!!
子供たちのワクワクタイムです。


今日は完全に閉ざされていたリビングルームの扉を開けると・・・・!!!



デコレーションされたクリスマスツリーと、ツリーの下にはプレゼントが!!!



キノコ
キノコ

こんなワクワク感はないけど、日本だとお年玉かな?

この日、子供たちは教会から帰ってくるまでリビングルームに入ってはいけません。

大人は、子供たちが教会に行っている間、もしくは午前中子供たちが学校に行っている間にクリスマスツリーのデコレーションをしておきます。

 
実は子どもたちはクリスマスプレゼントが2回もらえます。
その理由は・・・・また書きますね。


子供たちがひと盛り上がりしたら、そのあとは家族で食事の時間です。


この日の食事は、カルトエッセンです。
カルトディナーというのは、火を使わない夕食。
パンとチーズ、ハム、野菜など、切って出すだけ!!!ドイツの定番の夕食だったりします。


この日の夜は、誰も働いてはいけません。
みんなで食卓を囲んでいる間、お母さんが席を立って料理をしたり運んだり、しなくてもいいように、この日の夕食は、このカルトエッセンにして、家族が欠けることなく一緒に食事を楽しみます。


食事の後、若者たちは・・・


大学や就職などで街を出た若者たちは、このクリスマスの三日間のために懐かしい地元に帰ってきています。

そうなると・・・、もうおわかりですね。


久しぶりに会う友人たちが集まって、夜の街に繰り出します
もちろん、家族との食事が終わってからです。

この日、街のナイトクラブは、大いに盛り上がるそうです。

キノコ
キノコ

正月は、地元の友達会えるのが楽しみだったなぁ〜


12月25日・26日

12月25日と26日は、親戚が集まる日。
祖父母の家を訪れたり、親戚が集まって一緒に食事をします。

父方の実家を訪れ、次の日は母方の実家を訪れ・・・といった感じでしょうか。

皆がイメージするクリスマスの豪華な食事は、この日に大勢で楽しみます。

キノコ
キノコ

キノコは毎年親戚の家に行って、おせち料理をいただくよ。





クリスマスの食卓に一番に思い浮かぶであろう七面鳥の丸焼きは、ドイツの伝統ではありません。
それでは何を食べるのかというと、地域、家庭により様々です。



アヒルやガチョウ、カモやチキンの丸焼きや、鯉なんかもよく食べられます。
それに、赤くて甘めのザワークラウトや、じゃがいものお団子・クヌーデルなんかを付け合わせます。

ドイツ伝統クリスマスディナーとして紹介されているブログにわかりやすい紹介がありました。

【世界の料理】ドイツのクリスマスをレポート!おうちで実践してみよう☆



まとめ

いかがでしたか、ドイツ家庭のクリスマスの過ごし方。

まさに日本で言うところの、クリスマスイブが大晦日、クリスマス本番がお正月という感じですよね。


ちなみに今年の我が家のクリスマスは、私キノコが先に日本に帰国し、ちょうどオサルが12月25日に日本で合流することになったのですが、キノコ的には「えぇ、クリスマス前に来ないの?!」ですよね。

 

オサル
オサル

クリスマスになんか思い入れあんの?

って言われると・・・。

キリスト色の薄い日本人が言うと屁理屈に聞こえるけど、色濃いヨーロッパ人に言われると、妙に納得してしまったキノコなのでした。

キノコ
キノコ

皆さん、素敵なクリスマスをお過ごしください。

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