ドイツの子供の伝統行事◆11月11日は、サンクトマルティンの日

サンクトマルティンズタグ・ラターネンウムツグドイツ生活
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今日は何の日?【11月11日】

ポッキーの日とか、ワンワンの日・・ではなく、ドイツでは、11月11日はサンクトマルティンの日です。(Sankt Martins Tag)


サンクトマルティンの日には、ラターネンウムツグ(Laternenumzug)と言う子供むけの行事が各地域で行われます。


・サンクトマルティンの日とは何か
・ラターネンウムツグでは何をするのか

ドイツの伝統行事の一つである、ラターネンウムツグにまつわる話を紹介します。


サンクト マルティンは、ローマ帝国の兵士である。

マルティンフォントゥール(Martin von Tours)は、4世紀に生きた、現ハンガリーにあったローマ帝国の兵士でした。

ある凍えるような寒い冬の日、服を着ていない貧しい男が彼に助けを求めました。
マルティンは武器と着ているもの以外、何も持っていませんでした。
そこで、マルティンは、自分のマントを剣で半分に切り、その貧しい男に与えました。

次の日の夜、マルティンは、自分が与えた半分のマントを身につけたイエスの夢を見ました。

この善行が今でも人々に崇拝されています。


マルティンの命日は11月8日

マルティンの命日は397年11月8日ですが、サンクトマルティンの日は11月11日に祝われます。

それは、何世紀も前に11月11日が農民の休日であったからです。
農民の休日には、その年の収穫を祝う感謝祭のようなものです。
人々は、マルティンの善行をこの日に祝うようになりました。


ラターネンウムツグは、提灯を持った子供のパレード。


11月11日には、各地域で子供たちがランタンを持って歌いながら街を歩くイベントが開催されます。
主にカトリックの地域で行われますが、一部のプロテスタントの地域は、改革者マーティンルーサーの誕生日(11月10日)に祝われます。
しかし今では、11月11日に子供たちがランタンを持って街を歩くこのイベントは、一般化しています。


この時に歌われる歌は、katholisch.deでYouTube動画と共に紹介されていました。


イベントには、マルティンフォントゥールに扮した男性が白い馬に乗って登場する演出をしてくれる自治体もあるみたいですよ。

ラターネンウムツグ



昔は子供たちが皆で一緒にランタンを手作りして、キャンドルを入れて練り歩いていたのですが、子供に火を持って歩かせるのは危ない、と言う意見から、最近はあらかじめ用意された電気キャンドルが使われることも多いそうです。


何だか、、、ちょっと寂しい気もしますが、時代は変わっていくのですよね。

でも年長の子供はキャンドルを持ってもいいなど、様々な配慮もあるようです。


このイベントに参加するには?

イベントは、日にちが近くなったら各地域のHPで紹介されています。

”Laternenumzug 2019 Hamburg” など、西暦と街の名前を入れて検索すると出てくると思います。



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