ドイツのクリスマスクッキーというと、何種類かありますが、中でもこのクッキーが一番王道。
お花や星形に、丸やハートの形がくり抜かれていて、すぐりのゼリーを間に挟んであり、最後に粉砂糖がかけてあるスタイルのクッキーです。
名前もそのまま、クリスマスクッキー/Weihnachtsplätzchen(ヴァイナハツ プレッツヒェン)と呼ばれています。
作り方はとてもシンプル。
ドイツのレシピサイトをもとに作ったので紹介します。
このほかのクリスマスクッキーもどうぞ!
ヴァイナハツ プレッツヒェンのレシピ
今回参考にしたレシピは、こちら・・WEIHNACHTSPLÄTZCHEN “LINZER ART” SOOO LECKER!!
生地を寝かせる時間を含めて、全工程2時間。
ドイツのサイトからですので、日本で見つけづらい材料もあります。
代用可能品がありますので、併せて解説していきます。
では、材料から見ていきましょう。
材料
※1 バニラシュガーは、バニラエッセンスで代用可能ですが、厳密にいうならば、砂糖の部分に小さじ山盛り2杯分の砂糖を追加してください。
バニラシュガーは、日本のスーパーではあまり見かけません。
こちらから購入可能です。
※2 すぐりゼリーはドイツ語では”Johannisbeergelee”
今回キノコ家では、苺ジャムで代用しました。
ドイツ語の分量の見方
gestr. TL ・・・小さじ すり切り
geh. TL ・・・小さじ 山盛り
EL ・・・大さじ
TL ・・・小さじ
工程
1、生地の準備
ふるいにかけた小麦粉とベーキングパウダー、それに砂糖とバニラシュガーをサクッと混ぜます。
そこに、卵とバターを入れ、4分間手でこねます。
バターは、塊で入れずに、小さく切って入れると混ぜやすいです。
写真のようにまとまったら、ラップに巻いて、冷蔵庫で1時間休ませます。
2、型抜き
1時間冷蔵庫で休ませた生地を、もう一度軽くこね、打ち粉(分量外)をした台の上で麺棒で約0.5cmの厚さに伸ばします。
ドイツに来て驚いたことの一つ。
生地を伸ばす時に、キッチン台をそのまま使うのね・・・と。
型抜きをしていきます。
土台となる用と、上に被せる用の型抜きをします。
上に被せるようには、真ん中に穴も開けておきます。
3、焼きます。
オーブンシートを敷いたトレイに型抜きしたクッキー生地を並べて、180度に余熱したオーブンで10〜12分焼きます。
4、デコレーション
オーブンから出したらクッキーが冷めるまで待って、すぐりのゼリーをハケで塗っていきます。
蓋をかぶせて、穴にもゼリーを入れます。
私はこのすぐりゼリーを使わずに、苺ジャムで代用しました。
苺ジャムは、レンジで温めると緩くなって、ハケでちゃんと塗れるようになります。
粉砂糖をふりかけるタイミング
レシピには、熱が取れたら粉砂糖をふりかけて完成! と書いてありますが、ここでうちのドイツ人旦那・オサルからの重大なアドバイス。
ゼリーを挟んだ後に粉砂糖をふりかけると、赤い穴の部分にも粉砂糖がかかってしまうよ!
挟む前に、上にくるクッキーにだけ、粉砂糖をふりかけた方がきれいにできるよ!
今回半分はアイシングを塗ってみたので、粉砂糖は半分にだけかけてあります。
こうやって、最初に上にくるクッキーに粉砂糖をかけておきます。
その後ゼリー(あるいはジャム)を塗った土台に被せると、このように・・・。
穴から覗く赤いゼリーの部分は、粉砂糖がかかっていなくて、きれいに仕上がります。
これで、完成!!!
次に、この穴あきクリスマスクッキーにぴったりの型抜きを紹介するよ。
クリスマスクッキー作りにオススメの道具
型抜きはこれを使うと便利です。
ドイツのヴァイナハツプレッツヒェンのスンダードな型です。
大きさの違うハートの型で作るのもかわいいですね!!
ハートの中に、真っ赤なハートのがもう一つ♪
最後に
このクリスマスクッキーは、作ってすぐよりも2、3日おいて、ジャムが下のクッキーにしみたくらいが一番美味しいです。
始めの方は、くっつきも甘く、外れやすいですが、次第にくっついてくれます。
ドイツの最もスタンダードなクリスマスクッキーを、堪能してください!
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