クリスマスも間近!
街がそわそわし始める12月の初めから、ドイツでは “アドベント” というクリスマスまでの期間があります。
ドイツのクリスマス準備はどんなことをするのでしょう。
日本でも近年は、いろんな街でオクトーバフェストや、クリスマスマーケットが開催されていたり、ドイツの文化が身近になってきていますね。
それではこの、 “アドベント” って何でしょう?
一体何をする期間?
この記事では、ドイツのアドベントについて、紹介します。
アドベントとは、キリスト教における待降節です。
アドベント (Advent) は、キリスト教西方教会において、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことである。日本語では待降節(たいこうせつ)、降臨節(こうりんせつ)、または待誕節(たいたんせつ)という。教派によって名称が異なり、主にカトリックや福音主義教会(ルター派)では待降節、聖公会では降臨節と呼ぶ[1]。
Wikipedia
アドベントとは、キリスト教西方教会において、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間のこと。
クリスマスの準備期間であると言えます。
クリスマスは、キリスト教徒にとって大変重要な日です。
その大変重要な日を迎えるために、4習慣前から少しずつ気持ちを高めていく、というわけです。
アドベントが始まると、みんな大忙し!
アドベントには何をするかというと、、、
アドベントはいつから?
アドベントは、11月30日の「聖アンデレの日」に最も近い日曜日から始まります。
言い方を変えると、12月24日のクリスマスイブの直前の日曜日から数えて、4つ前の日曜日が、第一アドベントになります。
この第一アドベントから、キャンドルを灯します。
12月1日からは、アドベントカレンダーでカウントダウンし始めます。
アドベントカレンダーとは
アドベントカレンダーとは、ランダムに配置された数字それぞれに窓がついていて、その日の数字を開けると、中にチョコレートやおもちゃ、クリスマスツリーに飾り付けをするオーナメントなどが入っているものです。
アドベントキャンドル
アドベントキャンドルは、アドベントの日曜日ごとにキャンドルに一つずつ火を灯していきます。
キャンドルスタンドには、4つのキャンドルが立てられるようになっており、スタンドはリースで作られているものがスタンダードです。
第一アドベントには、キャンドルを1つ、
第二アドベントには、キャンドルを2つ・・・
という風にキャンドルを灯していきます。
アドベントの日曜日には、このキャンドルを灯して家族で食卓を囲みます。
追記:今日、11月21日にスーパーに行ったら、お花屋さんでアドベントキャンドルが売られていました。
そろそろ、ドイツの各家庭でも準備し始める頃ですね。
家中をクリスマスムードに飾り付ける。
クリスマスの飾り付けと言えば、キラキラチカチカしたイルミネーションとサンタクロースと思うかもしれませんが、ドイツでは、それとは違って独特の飾り付けがあります。
この煙出し人形(ロイヒャーマン)なんかはとても代表的なクリスマスを飾る家の置き物です。
様々な人形の種類があり、みんなそれぞれの職業の人形であることが特徴です。
シュトレンを少しずつ食べる。
シュトレンは、レーズンやオレンジピール、ナッツや、クリスマスのスパイスを混ぜて焼いた、どっしりとしたケーキです。
焼き上がりには白い粉砂糖がたっぷりかけられており、イエスが産まれたときに真っ白い布で包まれたというお話をイメージしてあると言われています。
このシュトレンを、アドベントの期間に毎日少しずつ、薄く切って食べていきます。
クリスマスクッキーを大量に焼く。
アドベントには、子供達がお母さんと一緒に大量のクリスマスクッキーを焼きます。
そのクリスマスクッキーを部屋に置いておいて、クリスマスまでの間、度々つまんではクリスマスムードを高めていきます。
クリスマスクッキーには、
・王道のクリスマスクッキー/ヴァイナハツプレッツヒェン
・アーモンドクッキー/バニラキプフェル
・バタークッキー/ブッタープレッツヒェン
・ココナツマカロン/ココスマクローネン
・ヴァイナハツプレッツヒェン
・ヴァニラキプフェル
・ブッタープレッツヒェン
・ココスマクローネン
食べ切れないほど作ってしまうことも多いそうですが、”クッキーを焼く”ということが、アドベントのイベントだそうです。
そして、クッキーは焼いてから数日経ったくらいが一番美味しいそうです!
3週間くらいかけて、クリスマスまでゆっくり食べます。
アドベントではないけど、こんな大切なイベントもあります。
アドベントとしてのイベントではありませんが、聖ニコラスの日という大切な日があります。
詳しくはこちらに書いています。
まとめ
クリスマスを待ちわびる人々のアドベント期間。
イベント盛り沢山で大忙しですね!
素敵なクリスマスをお迎えください!
クリスマス当日に実際することは、こちらにまとめました。
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