ドイツで自動車を運転する!街中の道路標識【路上駐車(無料)編】

ドイツの町中の路上駐車事情ドイツ
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ドイツで自動車・バイクを運転しようとしているあなた。

日本の運転免許証をお持ちの方は、日本で国際運転免許証を取得するか、ドイツの運転免許証に書き換えることで、日本でお持ちの免許に準じてドイツで自動車・バイクの運転ができます。

ドイツの運転免許証に書き換える手続きと、日本の免許証の返却◆日本で運転するには

ドイツの運転免許証に切り替える方法を、とても丁寧に説明します。

日本の運転免許証所有者は、簡単な手続きでドイツでの運転が可能になるため、ドイツの道路交通法をはじめ標識を勉強する機会がありません。


ドイツの運転免許証へ書き換えの時に、一応ドイツの道路交通法の説明が載っている冊子をもらいました。
でも、この手続きをする人は大抵ドイツに来たばかりの人たち。

ドイツ語で書いてあるので、私は何が書いてあるのか全然わかりませんでした・・・。



今日は、ドイツで自動車を運転する時に欠かせない町中の道路標識【路上駐車編】をお届けします。

路上駐車には、有料の場所・無料の場所があり、無料の場所の中でも様々な決まりがあります。
無料の場所でも、違反な停め方をすると罰金!!ということになり兼ねませんので、気をつけて!!



ドイツでは、弱者優先、歩行者優先はありません。
どの道でどちらが優先か、はっきり決められています。
こちらの記事も、併せてどうぞ!

ドイツで自動車を運転。街中の道路標識【優先道路編】歩行者も注意を!



ドイツの有料路上パーキングの利用方法◆駐車料金は前払い。断然格安!



 

路上駐車をする際の道路標識を知ろう。

一番シンプルな路上駐車の標識

ドイツの町中の路上駐車事情


これは、路上駐車時における一番シンプルな標識です。

とにかく、誰でも駐車してOK。
決まりは、”歩道側の車輪を乗り上げて停める” これだけです。

歩道側の車輪を乗り上げていないと違反ですよ!



規制がほぼないので、住宅街でこの標識の場所を見つけるのは難しいかもしれません。


平日の日中は、駐車許可証を持っている車が停められる。

そして最もよく見るであろうサインは、こちら。

ドイツの町中の路上駐車事情


“Bewohner mit Parkausweis J” = 【Jの駐車許可証を持っている住人】

“werktags 9-20h” = 【平日 9−20時】

と書かれています。

この標識の意味は、よく理解しておきましょう。

平日(月〜土)の9時〜20時は、”J”の駐車許可証を持っているこの辺りの住人のみが駐車可能。

夜の20時〜翌朝の9時までと、日曜祝日は、誰でも停めてOK。



ここで大切なことを書いておきます。

“werktags” とは、平日と訳されます。
使われるケースにより、月〜金だったり、月〜土のことを指したりします。

駐車に関する場合は、必ず【月〜土】のことですので、注意が必要です。

werktagsは、土曜日も含みます!!!



住民の駐車許可証について

ドイツの町中の路上駐車事情 駐車許可証


そのエリアの住人が取得することのできる駐車許可証とは、上の写真のものです。

自動車のナンバーと、有効期限、駐車が許可されているエリアのナンバーと発行元が記されています。

“Einwohnermeldeamt”というところで取得が可能です。

私の住んでいる地域では、インターネットでも受付していて、支払い後すぐに郵送されてきます。
有効期限は一年間で、値段は30ユーロくらいでした。



車の助手席側の窓の内側に、外から見えるように置いておきます。


前向きで駐車しなさいという指示

ドイツの町中の路上駐車事情


一番初めに、”歩道側の車輪を乗り上げて停める”という指示がありましたが、今度は、”前向きで駐車”という指示です。

“Nur vorwärts einparken”  = 【駐車は前向きのみ】

ちなみに、”P”のマークのところに矢印があるのは、”このポールからこっち”という意味です。


 

臨時の標識

ドイツの町中の路上駐車事情


工事の予定などがあり、こうして臨時に標識が建てられている場合がしばしばあります。

駐停車禁止サインに矢印が入っているのは、このポールから左は駐停車禁止という意味です。

時々、張り紙のみがされている場合もあります。


この場合のサインは、
“ab 01.10.2019 07:00 Uhr” = 【2019年10月1日 7時から】このポールより左は、駐停車禁止という意味になります。


終わりの日付が書かれている場合もあります、
この写真の場合は書かれていないので、終了時期になったら張り紙が撤去されるのでしょう。


時間制限ありの無料駐車エリア

ドイツの町中の路上駐車事情


上の写真の真ん中にサインが、時間制限を示しています。

“1std” = 【1時間】
“serktags 8-18h” = 【月〜土の8〜18時】


月〜土の8〜18時は、1時間だけ駐車してOK。
それ以外の時間帯は、無料で何時間でも停めてOK。



そして、この1時間というのは、どうやって示すかというと・・・

到着時間カード

ドイツの町中の路上駐車事情


ザ・アナログ!ですが、こんなカードを車の運転席側の内側の窓に置いておきます。

“Ankunftszeit” = 【到着時間】

このカードでその場所に駐車し始めた時間を指して、外から見えるように置いておきます。
この写真ですと、15時半にこの場所に駐車したということがわかります。


ドイツの町中の路上駐車事情


これで、大体何時ごろからここに停めているのかが分かる仕組みになっています。

このカードは、少し大きめのスーパーマーケットなどでも売られています。


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緊急車両用の場所には絶対に停めるな!

ドイツの町中の路上駐車事情 駐車禁止区域


“Feuerwehrzufahrt” =【消防車用】という意味です。


消防車などの緊急車両がきた時に必ず空けておかなければならない場所です。

ここに停めてしまったら、何とも言い訳はできません。
即罰則の札が貼られてしまいます。


ドイツの町中の路上駐車事情 駐車禁止区域


“Feuerwehr anfahrtzone” = 【消防車が到着するゾーン】

この標識の矢印から矢印まで。

絶対に駐停車禁止です!!


二輪車用・駐輪場

town-free-parking


二輪車のマークが描かれている標識のところは、バイク・原付などの自動二輪車専用の駐車エリアです。

停め方などに詳しい指定がないところがほとんどです。

結構自由に・・・ランダムに停められています。


ほとんどが縦列駐車です

ドイツの路上駐車は、ほとんどが縦列駐車です。

日本ではさほど縦列駐車をする機会がなく、苦手な人も多いですよね。


わかりやすく説明しているYouTube動画を見つけで、貼っておきます。

【誰でもできる】縦列駐車のコツ ペーパードライバー  駐車の達人



最後に

ドイツの街中で自動車を駐車する際の、無料で止められる路上駐車の標識について書きました。


無料の路上駐車は、大抵混んでいるのが常。
住人でさえも、帰宅時の駐車には困ってしまうことがしばしばあります。
(というか、いつもストレスです・・・)

”ちょっとならいっか”と思って停めてしまうと、簡単に25ユーロほどの罰金が課せられますのでご注意を。



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