ドイツで自動車を運転。街中の道路標識【優先道路編】歩行者も注意を!

ドイツで車を運転。優先はどっち?ドイツ
この記事は約5分で読めます。

ドイツで自動車・バイクを運転しようとしているあなた。

日本の運転免許証をお持ちの方は、日本で国際運転免許証を取得するか、ドイツの運転免許証に書き換えることで、日本でお持ちの免許に準じてドイツで自動車・バイクの運転ができます。

ドイツの運転免許証に書き換える手続きと、日本の免許証の返却◆日本で運転するには

ドイツの運転免許証に切り替える方法を、とても丁寧に説明します。



決まり事には厳しいドイツでの自動車の運転は、慣れるまではけっこうナーバスになります。

間違えたりオタオタしていると、クラクションでドヤされるので、いつもドキドキ。


今回は、町中で車を運転する際に出てくる道路標識と、優先道路について書いていきます。


ドイツではどちらが優先かの決まりが明確にあります。
知っていないと大変な事故の元に!


ドイツでは表示がない限り、”交通弱者優先”はないので、歩行者や自転車も ”どこでどちらが優先なのか” 知っておかなければいけません。




ドイツでは当たり前の路上駐車の決まりに関しても書いています!
ドイツで自動車を運転する!街中の道路標識【路上駐車(無料)編】

ドイツの有料路上パーキングの利用方法◆駐車料金は前払い。断然格安!



知っておくべきこと【信号のない交差点では、どちらが優先?】

基本的には、中央線が引かれてある道路が、中央線が引かれていない道路に大して優先です。

それでは、中央線がどちらにも引かれていない場合は?

右側優先【大前提】

ドイツの道路は右側優先!

ドイツの道路交通法の大前提!

【Rechts vor Links】 レヒツ フォー リンクス!


これは、呪文の方に覚えておきましょう。

【右側が先】という意味です。



信号のない交差点で一時停止サインがない道路は、住宅街などではよくあります。

このような道路で、ほぼ同時に出くわした場合、右側が優先で通行することができます。
(日本では、左側が優先ですね。)


「こっちの道路の方が少し広いし、優先っぽいな〜〜」ではありません!

右側が優先なので、住宅街などでの信号のない交差点では、右側しかチェックせずに走行するドライバーもいます。
後述しますが、このような交差点で左側から追突されても、右側のドライバーには非が問われません。



そして、重要なことを言います。

”右側が優先” は、車両だけではなく歩行者も同等です。

歩行者と自動車が交差点で出くわしても、”右側が優先” です!!!!!


日本ですと歩行者が優先である場合が多いので、同じ感覚でいると事故を起こす原因となるので注意を!


優先道路の標識

ドイツの道路交通法


黄色のひし型の標識は、優先道路を示しています。

この道路を走行中、信号のない交差点に差し掛かっても、この道路が優先して走行できます。


一時停止サイン

ドイツの道路交通法


逆三角形のサインは、一時停止です。

このサインがあれば、あなたの道路は優先道路ではありません。

大きい道路に差し掛かる時は、大きい道路側を通行する歩行者、自転車に十分注意をしてください。


日本と違い、ドイツは歩道が広く取られている道が多いです。


交差点の角ギリギリでブレーキをかけて左右の車を確認したくなりますが、そこは歩行者や自転車が普通に直進してくる歩道の真ん中です。


必ず歩道の手前で一旦停止をしてから、ゆっくりと車道のラインまで進みましょう。


歩行者優先サイン

ドイツの道路交通法


上の写真のように、横断歩道のストライプのマークが描かれていたり、左右の標識がある場合は、歩行者優先です。

両方のサインがある場合と、標識か横断歩道どちらかしかない場合があります。


歩行者がここを渡ろうとして例え立ち止まっていても、車は必ず横断歩道の前で停止して歩行者に道を譲ります。



歩行者の方は、この歩行者優先サインがない場所での横断は、とても危険ですのでやめましょう。


歩行者もしっかりと注意を!どこでも”歩行者優先”ではありません!

ドイツはの道路交通法は、歩行者に厳しいです。

ドイツでは、歩道が広くきちんと取られたり、段差のある横断歩道が設置されていたり、歩行者を守る仕組みが敷かれています。


ドイツには、日本の道路交通法にあるような、”歩行者優先” または、”弱者優先” はありません。


事故になってしまった場合、日本のように”大きいほうが悪い”だとか、”違反がなかったとしても自動車側も前方不注意を取られる”と言ったのようなことは、ドイツではありません。

怪我を負った歩行者側が全責任を負うことは、十分にあり得ます。



歩行者と自動車の事故で歩行者に大きな損害があったとしても、責任が”歩行者10:自動車0”はあり得ます。


例えば、横断歩道のない場所で道路に歩行者が飛び出して車に轢かれてしまっても、事故の責任は歩行者にあります。
その上、事故にあった車に修理が必要になった場合は、歩行者側が責任を持ちます。
仮に、小さな子供が飛び出してしまったとしても同じです。


日本と同じ感覚で歩いていると、特に住宅街ではとても危険です。

特に小さなお子様には、付き添っている大人がしっかりと見てあげなければいけません。


このサインの場所は、歩行者優先


歩行者優先というか・・・
”住宅エリアですよ” という意味で、路上で子供が遊んでたりしていい場所ですよ〜っということです。

車は通行可能ですが、歩行者が優先で、運転手は時速30km以下で注意して走行しなければなりません。



まとめ

ドイツには、”交通弱者優先”、”歩行者優先” などというどこで適用されるのか明確にわからないような生温い決まりはありません。

それぞれに決まりが定められているので、当たり前に歩行者や自転車も道路交通法を守らなければ、罰金や事故の責任の対象になります。


事故を起こしてしまう前に、よく復習しておきましょう。



【海外レンタカーの予約は、EasyRentCarsがオススメ。】

フランスで乗り捨てレンタカーを借りた時の体験を書いています ↓↓↓


コメント

タイトルとURLをコピーしました