コロナで外出制限中のドイツバイエルン州より街の様子をお伝えします

ドイツ
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2020年3月21日0時より施行されたドイツ・バイエルン州の外出制限令を含む新型コロナウイルス対策は、当初4月3日24時までの措置でしたが、ドイツにおける感染拡大は続いているとしてバイエルン州を含むドイツ全土で実施されている接触制限措置を4月19日まで延長する旨が4月1日に発表されました。

新型コロナウイルスの影響|ドイツ・バイエルン州の外出制限3/20
ドイツの今。新型コロナウイルスの影響|バイエルン州の法令①

規制緩和についてはコチラ。
【速報】4/20よりドイツバイエルン州のコロナの規制措置が緩和。
【ドイツコロナ速報】バイエルン州マスク着用が義務化。子供?罰金は?

接触制限措置延長に関するドイツ連邦共和国の発表はこちら。

ドイツにおける新型コロナウイルスの感染拡大は続いており,感染拡大のスピードを緩め,保健システムの機能を維持するため,引き続き可能な限りの措置をとる必要がある。その中で接触制限は依然として決定的な役割を果たしていると言える。

 今後のイースター及び連邦各州にて定められているイースター休暇を控え,連邦政府と各州政府はドイツ全土で以下の措置をとることで一致した。

1.全ての市民に対し,現在行われている接触制限に従い,イースター休暇中も,同居家族等以外の他人との接触は,絶対に必要な最小限とすることを求める。

2.このため,市民に対し,引き続き,私的な旅行や,親族訪問を含め訪問全般を控えるよう求める。これは,地域をこえた国内旅行,日帰り旅行にも適用される。

ドイツ連邦政府プレスリリース

引用元:在ミュンヘン日本国総領事館


これにより、ドイツ・バイエルン州の外出制限は4月19日のイースター休暇終了までとなりました。

引き続き外出は必要最低限に留めるものとし、病院をはじめとする施設の訪問は禁止、テイクアウト以外の飲食店の営業は禁止となります。


4月一週目の近所の様子


制限が発令された3月21日は、本当に街から人がいなくなって緊迫した雰囲気でした。
トイレットペーパーやパスタ類は、スーパーマーケットから消えました。

スーパーマーケットの様子

トイレットペーパーは最初は店頭から消えましたが、一時にみんなが買いに走ったからであり、デリバリーは通常運転、商品も徐々に戻りました。

今は店頭からなくなり次第随時陳列するのではなく、決まった時間に棚に出しているそう。
これも、早い時間に買い物客が集中しないようにするための配慮だと思います。


スーパーマーケットでは、野菜やお肉、パンや卵や牛乳など、正直十分に揃っているので品薄感はありません。
これも、外出制限中でも社会の中に身を置いて物流を支えてくれている人たちのおかげです。

自宅組の私たちにできることは、極力自宅で過ごし、外出時には物に触れず、自分が感染しない(人にうつさない)ことだと思います。


スーパーでは、マスクやゴム手袋をして買い物をする人も度々見られるようになりました。
人との距離を1.5メートル以上開けるように、スーパーのレジにはテープが引かれてあります。
レジに並ぶ人が間隔を開けているので、どこに並ぶべきかちゃんと全体を見て把握しないと、うっかり横入りしてしまいそうになります。笑


散歩や個人でスポーツをする人が増えてきました。


バイエルン州は、外出制限とはいえ3人未満又は同居家族での散歩やジョギングやサイクリング等のスポーツをすることは許されています。

4月に入ってから気温も上がり、春らしい空気になってきました。
4月6日の今日は、昨日より増して一気に気温が上がり最高気温21度となっています。(いきなりすぎてびっくり)

日本の桜の時期と同じくして、ドイツバイエルン州でも桜が見られます。


昨日4月5日は、晴天の日曜日。
外出制限が出た直後から思うと嘘のように、いつもの平和な日曜日に見えました。
(そもそもドイツは日曜日はレストランやガソリンスタンド以外のお店は閉まっているので、見え方はほぼ同じ・・・)


ドイツバイエルン州のコロナによる外出規制中の公園の様子


公園などに外の空気を吸いに出ている人は、意外にも多く見られました。
ジョギングする人やベビーカーを押して散歩をする家族。
犬の散歩をしている人など。


ドイツバイエルン州のコロナによる外出規制中の公園の様子


公園には人との距離を1.5m開けるように促す看板がところどころに設置され、警察の姿も見られました。

公園のベンチでビールを飲んでいる年配の男性2人は、警察に注意されて解散させられていました。
2人で公園のベンチに座っているのは法律内だけど、その場に落ち着いたり、ピクニックとかバーベキューはダメなので、ベンチでビールもダメなのね。納得。



それぞれ人との接触は避けながらですが、春を感じようとしているみたいでした。
郊外にサイクリングに出かける人たちも多い様子でした。


この外出がいいのか悪いのかわかりませんが、最初と違って今やコロナを軽く見ている人はいないように思います。

「かかっても若くて体力もあるから平気」って言っていた人も、今は「知らないうちに人にうつさないように」という意識に変わってきているように思います。


感染症に対してドイツは個人個人の意識レベルが高かったとは言えませんが、今は確実に人々の意識は変わっています。


あと2週間の外出制限ですが、どうなることやら。
みんなの意識が変わっても、2週間後は全く予想がつきません。


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