ドイツの市場にマスクが戻らない理由と、感染者数が増えた理由を考察

ドイツで感染拡大した理由とマスクをしていない理由ドイツ
この記事は約6分で読めます。

2020年4月9日現在・・今は品薄ですが、通常日本では当たり前のようにどこでもマスクが売られています。
ところが、ドイツに住んでいるとパタリとマスクを見かけません。

コロナで異常な事態になった今でも、全くもってマスクが売られているのを見かけません。

売られていないから、つけるマスクもない・・・
その通りです。
なければ、作ってしまえばいいのですが。
縫わないマスクの作り方。ドイツで今営業しているお店で材料を探す。

・なんでドイツでは、いつになってもマスクが入荷されないの?

ドイツのマスク事情はどうなってるの?


この疑問にお答えします。


そしてもう一つ。

なぜドイツ(特にケルンとバイエルン州・バーデン=ヴュルテンベル州)にコロナの感染者数が増えたのか


この理由に関しても、考察してみます。

コロナで外出制限中のドイツバイエルン州より街の様子をお伝えします

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ドイツで私はマスク売り場を見たことがない!


コロナの騒ぎになる以前は、そもそも気にかけたことがなかったのでマスクが市場で売られているのを見たことがありませんでした。
日本のように【探さなくても大体どこでも売ってる・ドラッグストアやコンビニに行けば目につく】というほどドイツではメジャーなものでなかったということです。

予防のためにマスクをする人がいないので、日常の消耗品としてそこいらで売られていないのです。

『そういえば、マスクってどこで売ってるんだろう。』
『薬局?ドラッグストア?何コーナー?』

そんな程度にふんわりと思っていました。

とはいえ以前マスクは、あるっちゃあった。


フリー素材から持ってきた写真、中国の新聞がバックですが・・・。

薬局に買いに行けば、コロナ前はこういう本気のものが手に入ったそうです。
これは普通の使い捨てマスクよりも、圧倒的にすごいらしいです。
どうすごいのかうまく説明できませんが、一方通行の空気の通る便がついてるのだとか?

とにかくコロナ以前にドイツでマスクを買う人の本気度、というか深刻度が伺えます。


ドイツにマスクがない理由。

日常的にマスクを必要としていないドイツの人たちなので、そもそもマスクの一般市場への流通はかなり少ないようです。

そもそもドイツ国内では、製造していないそうです。


だからこのコロナ危機の中、「トイレットペーパーのように物流が落ち着いたらまた市場に戻ってくるものか」と思いきや、ぜっんぜん!!


マスクの供給は、医療現場を最優先にしなければいけない。
そして、スーパーマーケットや薬局などの現場で働いている人たちにも配られなければいけません。
なので、市場には全然出回っていません。


(だから、「こんなにコロナが深刻なのにあいつらまだマスクしてない〜!」なんて責めないで〜!)
→なのでドイツの皆さん・欧米諸国の皆さん、衛生面も考慮した布マスクを手作りしましょう!
 

 

コロナがドイツで急速に広がった理由

マスクが一般にわずかしか流通していない

欧米では、【マスクをしている人=菌を持っている人・すでに病気にかかっている人】という認識だということはよく言われています。
なので、コロナが外出制限が発令されるほどドイツで深刻になるまでは、日常生活で誰もマスクをしていませんでした。

それが、欧州で急速にコロナが拡大した一番の理由でしょう。

ヨーロッパ各地から人が集まるイベントが開催

そして、ドイツの感染者数マップを見るとわかることがあります。
ケルンのあるノルトライン=ヴェストファーレン州とアルプス山脈のあるバイエルン州バーデン=ヴュルテンベル州に感染者数の分布が集中しています。
この3つの地域でコロナの感染者数が増えた理由について、考察してみます。

ケルン


コロナがポツポツとヨーロッパでも意識され始めた頃、ドイツ最大のカーニバルと言われる【ケルン・カーニバル(Carnival in Cologne)】が2020年2月20日から1週間にわたり派手に開催されました。
ドイツ三大カーニバル「ケルン・カーニバル」リンク元:Risvel

このケルンのカーニバルは若者に大変人気のイベントで、ヨーロッパ各地からお祭り騒ぎしたい人たちが集まり今年もフィーバーした様です。

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バイエルン州・バーデン=ヴュルテンベル州


バイエルン州・バーデン=ヴュルテンベル州は、アルプス山脈に面していて有名なスキーエリアが点在しています。
ここで有名なのは、ゲレンデでスキーやスノーボードを楽しむだけではなく、ゲレンデの言わば”山小屋”に宿泊して夜な夜なパーティーを楽しむということ。

このパーティーが、夜中から朝方にかけて連日連夜大盛り上がり!
この絶対楽しいイベントを目的にこれまたヨーロッパ中からどしどし人が集まって、パーティー三昧するわけです。


上の写真は、2019年に私が実際に行った時の様子です。
私は山で一泊しなかったため昼間の写真なので、まだ盛り上がりが足りない感じですが・・・。


結論:ドイツにコロナが感染拡大した原因は、パーティーとマスクのせいだった!

こうして国境を越えてコロナに感染しているかどうかも分からない人たちがワンサカ集まって、人が押し合いはっちゃけ合うイベントが行われ、また各地各国に分散し帰っていった・・・。

お祭り騒ぎに集まるのは、大半が若者。
人々の意識を変えるのに一番時間がかかるのは、こうやって集まって ”イエーーイ!” ってやってる若者が大半ではないでしょうか。

どこからか誰かが持ってきて、一気に繁殖させて、帰って行った・・・。


以上のことから、お祭りやパーティーが行われた【ケルンのあるノルトライン=ヴェストファーレン州とアルプスのスキー場があるバイエルン州・バーデン=ヴュルテンベル州】にコロナ感染者数が集中的に多いのだと考察します。



今回の世界的感染症の痛みを受け、今後ドイツでもマスクを生産し一般市場でも流通し、必要な時に手に入る様になることを願っています。

コロナは本当に滅されるのでしょうか。インフルエンザの様にしょうがなく受け入れられるのでしょうか。
どちらにしても、コロナを患った人が回復できるお薬が必要です。

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規制緩和についてはコチラ。
【速報】4/20よりドイツバイエルン州のコロナの規制措置が緩和。
ドイツコロナ速報】バイエルン州マスク着用が義務化。子供?罰金は?

コメント

  1. そら より:

    ブーブーキノコさん
    ドイツの生活に沿った情報を楽しく読ませていただきました!
    海外情報に興味があるので、これからお邪魔させていただきます(^^♪

    • ブーブーキノコブーブーキノコ より:

      そらさん、読んで下さってありがとうございます!
      コメントまでいただけて、海外情報に興味があると言っていただけると本当に嬉しいです(*^^*)
      ブログを書く喜びと意欲になります!
      またお時間あるときに覗いてやってください♪
      よろしくお願いします♪

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