ドイツ語学習を進めるうちにある時ふと湧いてくる疑問を解決する、キノコのドイツ語ヒント集。
テキストに書いていないような、隅っこ突っつくような問題を解決していきます。
今日の疑問はこちら。
今日は、冠詞がついているドイツ語の国名についての疑問を解決していきます。
基本的には、国名・地名に冠詞はつかない。
基本的には、ドイツ語で国名・地名には冠詞はつきません。
一応認識としては中性名詞(Neutral)ですが、冠詞はつけません!
例えば、ドイツーDeutschland、日本ーJapan、中国ーChina、イタリアーItalien、フランスーFrankreich です。
これらの国に、居る(DAT)もしくは行く(AKK)場合、次のようになります。
・Ich bin in Deutschland. (私はドイツに居ます。)(DAT)
・Ich fahre nach Deutschland. (私はドイツに行きます。)(fahrenの後にはAKKが来ますが、nachはDAT支配なのでDAT)
ついでに、よく使うだろうからこの例文も紹介しておきます。
・Ich komme aus Japan. (私は日本から来ました。)(ausはDAT支配なので、DAT)
これらが基本の形です。
冠詞がつく国名

冠詞がつく国名の代表的なものを纏めます。
覚えてください。
男性名詞の国名(Masukulin)
女性名詞の国名(Feminin)
複数形の国名(Plural)
前置詞の使い方にも違いが生じる。

○○に居る(DAT・3格)の場合
「wo」+「in」なので、DAT(3格)が来ます。

「in dem」は「im」と省略できるよ。
※1)DAT(3格)の複数形の名詞の後には、「n」がつきます。
「n-Deklination」とは別です。
ちなみに、die USAにはDATになっても「n」はつきません。
○○に行く(AKK・4格)の場合
冠詞がつく国名には、「○○へ行く(wohin)」の際の前置詞には「in」を使います。
冠詞がつかない国名で使った「nach」ではありません!!
そして、「wohin」+「in」なので、AKK(4格)になることに注意が必要です。
まとめ
冠詞がつく名詞があるということは知った上できっとこの記事にたどり着いてくれたんだと思います。
じゃぁ、冠詞がついていない名詞は何者??
そこはもう気にしなくていいです。(一応、中性名詞です。)
いつだって冠詞をつけなくていいから、楽だと思っておけばOK。
今回の要点は、次の通り。

複数形の国があったのには、驚いた!!!
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