ドイツ語接続詞|und等並列接続詞(Null-0- Positionen)の語順と使い方

ドイツ語und、aberの後の語順ドイツ
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ドイツ語学習を進めるうちにある時ふと湧いてくる疑問を解決する、キノコのドイツ語ヒント集。
テキストに書いていないような、隅っこ突っつくような問題を解決していきます。

ドイツ語 und 後の語順】と言うキーワードで、私が書いた【ドイツ語文章の語順の自然な表現。Dativ,Akksativどっちが先?】の記事にきてくれた人がいて、「あ〜!その記事に答え書いてないよ〜!ゴメーーン!!」と思ったので・・・今書きます!

こないだ検索で来てくれた人ごめんなさい!
また、新たなドイツ語学習者さんに届きますように!


そう言うわけで、本日はこちら。
ドイツ語undaber などの並列接続詞(Null Positionen)を使った場合のその後に続く語順と使い方を、今日は解説していきます。
 

勉強するブタウサギ
勉強するブタウサギ

動詞は2番目にくるから、undの後の語順は動詞じゃないんですか?

キノコ
キノコ

違います。
そんな単純じゃありません。

オサル
オサル

いやいや、超単純だよ。
簡単だから、さぁ、レッツゴーー!!

 

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並列接続詞(Null Positionen)とは

ドイツ語接続詞|und等並列接続詞(Null-0- Positionen)の語順と使い方

  

勉強するブタウサギ
勉強するブタウサギ

接続詞の勉強をして、ドイツ語会話を更に充実させるよ!


並列接続詞 (Null Positionen) (0-Positionen)とは、語順の影響を受けない大変使い易い接続詞です。

日常会話の中でワンサカでてくるし、使えると会話の質もウンと上がりますので、サクっとマスターしちゃいましょう!


0-Positionenはたったの5つ!-ADUSO-

並列接続詞 (Null -0-Positionen) は、たったの5つ。
ーADUSOー この5つです。

並列接続詞 (Null -0-Positionen)の -ADUSO-
  • Aーaber しかし
  • Dーdenn なぜなら(後に理由がくる)
  • Uーund そして
  • Sーsondern その代わりに
  • Oーoder または、もしくは


 

並列接続詞(Null Positionen)の語順

ドイツ語接続詞|und等並列接続詞(Null-0- Positionen)の語順と使い方


ドイツ語の語順は、基本的には動詞が二番目です。

undなどの並列接続詞の気になる語順は、とっても簡単。
語順を気にせずにどこに入ってもOK!!!

と言っても、接続詞として用いる時は文頭に持ってくるのが使いやすいだろうと思います。


文頭に持ってきた場合、直後からいつも通りの文を入れればOKです。
ということは、、、
動詞が3番目にくると言うことになります。

ひょんなことで、文中に aber などを持ってきた場合は、動詞は2番目。
要するに、”動詞が2番目” ルールの影響を受けません。
aber がないものとした上で動詞を2番目に置きましょう。

それでは例文を見てみましょう。

 

und, aber, などの後の語順を例文で説明

und, aber, などの並列接続詞の後は、普通の文がそのままきます。
よって、動詞は3番目。
ドイツ語は主語が1番目とは決まっておらず、主語は ”2番目にくるべき動詞の前か後!” です。
 

aber – しかし

・私はキノコが好きです。しかしサルも好きです。
 → Ich mag Pilze. Aber ich mag auch Affen.

文中に持ってくる場合は、次のように言えます。
 Ich mag Pilze. Ich mag aber auch Affen.

一文にして、 Ich mag Pilze, aber auch Affen. とも言えます。
 

オサル
オサル

サルも好きだってさ♪

 

denn – なぜなら(理由)

・私はキノコが好きです。なぜなら美味しいからです。
 → Ich mag Pilze. Denn sie schmecken mir gut!
 

キノコ
キノコ

キノコ好き!だって美味しいんだもん!

 

und – そして

・私はキノコ狩りに行きます。そして、私はそれを料理します。
 → Ich gehe Pilze sammeln. Und ich koche sie.

キノコ
キノコ

えっ!!!

 
これをコンマで区切ってシンプルな一文にすると、 Ich gehe Pilze sammeln, und koche sie. となります。
後ほど簡単に解説していますが、接続詞で繋いで一文にする場合、同じ単語の重複は避けるのが自然。
ここでは、二つ目の “ich” を省略しています。
 

sondern – その代わりに

・今日はキノコを見つけられませんでした。その代わりに猿を一匹見つけました。
 → Heute konnte ich keine Pilze finden. Sondern ich habe einen Affen gefunden.
 

オサル
オサル

えっ!!!


また、sondern を文中に使う場合は、コンマで区切ってシンプルに次のように言えます。

・今日はキノコではなく、代わりに猿を見つけました。
 → Heute habe ich keine Pilze gefunden, sondern einen Affen.
 

 
sondern は文と文の橋渡しとしてよりも、文の中にもよく使われており、触れる機会もいいいかと多いと思います。
 

勉強するブタウサギ
勉強するブタウサギ

“sondern” は、ちょいちょい出てくるから前から知りたいと思ってました!!


sondern は、anstatt と同じで、”○○の代わりに、○○” と言う表現ができるとっても便利な単語なので、覚えておくといいですよ。
 

sondern は上の例文の他に、Doppelkojunktionen でお馴染みの “nicht nur…, sondern auch〜(…だけでなく〜も)“ でも出てきましたね。
ドイツ語複数接続詞[Doppelkonjunktionen]でより高度なドイツ語を! で 詳しく解説しています。

 

oder – または

・私は今日キノコ狩りをしたいです。または、家で過ごしたいです。
 → Ich möchte heute Pilze sammeln. Oder ich möchte zu Hause bleiben.
 

勉強するブタウサギ
勉強するブタウサギ

どっちやねん!


これをコンマで区切ってシンプルな一文にしたい場合は、次のような感じで・・・

私は今日、キノコ狩りをするか、家で過ごしたいです。
 → Ich möchte heute Pilze sammeln, oderzu Hause bleiben.
  

一文にする場合、同じ単語の重複は避けるのが自然。

” ich möchte ” を二度使って「 Ich möchte heute Pilze sammeln, oder ich möchte zu Hause bleiben.」と言っても文法的には間違いでないし構いませんが、省略した方が大人っぽくてかっこいいです。


 

まとめ

並列接続詞の使い方、理解してもらえたでしょうか。

ドイツ語学習中の人の中には語順を気にせずペラペラと話す人もいますが、やはりなるべく自然なドイツ語を話したいと思うもの・・・。

aber, denn, und, sondern, oder, は日常会話の中でも大活躍な接続詞なので、是非マスターしてくださいね。

 

aber, denn, und, sondern, oder, の後の語順は、1 Position(時制や主語) → 動詞 → ・・・と続きます。

Aber gestern wollte ich viele Pilze finden!! (でも昨日私はキノコをたくさん見つけたかった!!!)


 

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